文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

筑波大学・東京化学大学

文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

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筑波大学医学類2年次の地域医療早期体験実習後のSEIの取り組みを開始しました!

筑波大学では2年次を対象に、夏休み期間に必修科目として地域医療早期体験実習を行っています。この実習では、地域医療実習として地域医療教育ステーションをはじめとする茨城県内の施設において、実際の地域で在宅ケアを含むプライマリ・ケア(診療所、小病院及び介護施設など)の1日間の実習を行います。

今年度から新たな取り組みとして、実習後の振り返りとして、グループでSignificant Event Illustration(SEI)を行うプログラムを開始しました。SEIは5年次の地域医療実習の最終日にも行っているもので、学生が「実習の学びにつながった最も印象に残った出来事」について、その場面をイラストで表現してグループ間で発表するものです。

7月18日に行われた2年生のSEIでは、それぞれの学生が、患者と家族、医師、他職種、病院、町の風景など思い思いの絵を描いた上で発表していました。医療側の立場としてほぼ初めての実習となった2年生の医学生たち。訪問診療の場面、他職種カンファレンス、告知、医師や他職種の患者さんへの姿勢や声掛け、家族が患者さんを介護する場面など全てが印象的で学びになっていたようです。また、それぞれの学生が違う医療機関で実習していることもあり、自身が学んだことを意識化・言語化するだけでなく、互いに学びを共有する良い機会ともなっていたようでした。