文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

筑波大学・東京医科歯科大学

文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

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筑波大学医学類3年生が取手まつりで地域住民に向けた健康教育講話にチャレンジしました!

そのうち、まず取手市では食生活改善推進協議会(ヘルスメイト)と取手市立保健センターとのコラボレーション企画として、「健康まつり(主催:取手市)」に医学生が講師として参加し、地域住民に向けて、生活習慣病予防に関する講話を行いました。

2024年10月5日

「健康まつり」は、取手ウェルネスプラザで開催され、秋の涼しさを感じる小雨がパラつく天候ではありましたが、乳幼児を子育て中のお父さんお母さん、小学生から高齢者まで幅広い年齢層のお客さんが訪れました。(お客さんの一人として、取手市の中村市長も講和を聴いてくださっていました!)

講和の会場では、ヘルスメイトさんから野菜たっぷり、減塩ポタージュの試食が配られ、お客さんは、スープを味わいながら医学生の健康講和に耳を傾けることができるという実に「美味しい」企画でした。

学生は4名1組で2グループ編成で、それぞれ「減塩のススメ」、「糖尿病の予防」というテーマで15分ほどの講話を地域住民に向けて行いました。 質疑応答の場面では、お客さんからの素朴ながらも重要な質問「塩分を摂りすぎると胃がんのリスクが上がるのはどうして?」「(小学生から)あんこが大好きだけど、たくさん食べても大丈夫ですか?」があり、これに対して回答に頭を悩ませる場面もありましたが、さすが医学生!チームプレーで回答を真剣に考え、堂々とお客さんに伝える姿は立派でした。

また、この授業に取り組んだ学生からは、「普段はインプット中心の学習が多く、プレゼンも医学生相手が中心であった。一般市民の方と交流したり、医学知識のない方に伝える体験は初めてであったので、とても学びになった」、「ヘルスメイトさんと一緒に活動したことで、自分自身の食生活を見直すきっかけになった」などの感想があり、医師になるための普段の学習が、地域住民の健康を守るためのものであることを再認識し、実感する好機になったようでした。 「地域ヘルスプロモーション実習」では、上述の「生活習慣病予防」の他にも、 「こどもへの運動指導」や「高校生への心の健康教育」、「若者へのアルコール指導」など 様々なテーマを設けて授業を構成して多様な学びの機会を提供しています。