筑波大学医学類3年生が保育園で園児と保護者向けに口腔機能育成についてのお話をしました!
筑波大学では将来医師となる学生が、地域住民に向けた予防教育や健康教育の重要性を体験的に学ぶことを目的に、「地域ヘルスプロモーション実習」を医学類3年生の授業の一環として全員に実施しています。
全部で6つのコースがあるうちの幼児の口腔機能育成コースでは、歯科医師として歯の治療をするだけでなく、不正咬合の予防のため家庭への口腔機能育成指導を積極的に行っておられる大久保歯科医院の大久保先生に講師になっていただいています。歯科領域の知識が全くない医学生が3日間の夏実習の中で口腔機能育成に関する基礎知識を学んだ上で、秋実習では実際に保育園で子供や保護者に向けて口腔機能育成トレーニングの指導を行いました。
2024年10月18日、大久保先生が園医をしておられる大穂保育園の年中の子供たちと保護者を対象に半日かけてプログラムを実施しました。地域住民に向けた発表が初めての学生達。まず行われた保護者向けのプレゼンテーションでは緊張した様子でしたが、その後子供たちが入ってくると元気いっぱいの子供たちにパワーをもらい、笑顔でわかりやすくトレーニングの仕方を教えることができていました。子供たちも笑顔で楽しんで参加してくれていた様子で、終了後の保護者向けアンケートでも好評でした。
夏実習では歯科医院で歯型をとる実習も行い、普段の医学の授業では学べない歯科領域のことを学べた学生達。園医として大久保先生がどのように関わっているかを体験することで、地域の子供たちが健康に育つためのヘルスプロモーションを行うのも医療者の役割であることを学べたのではないかと思います。
11月にかけてまだまだヘルスプロモーションシリーズが続きますのでご期待ください!