筑波大学医学類3年生がアルコールについて渋谷区のイベントで発表を行いました!
筑波大学では将来医師となる学生が、地域住民に向けた予防教育や健康教育の重要性を体験的に学ぶことを目的に、「地域ヘルスプロモーション実習」を医学類3年生の授業の一環として実施しています。
全部で6つのコースがあるうちのアルコール指導のコースでは後輩の医学部2年生や他学部の大学生を対象にアルコールについての指導を行っています。このコースの講師はアルコール健康障害対策基本法制定に専門家の立場から尽力し、全国初の飲酒量低減外来を開設するなど、アルコール依存症問題に取り組んできた第一人者である吉本尚先生です。その他、アサヒビールの方による講義やアルコール低減外来の見学を通してアルコールについての知識を深めた上で、それぞれの班で発表準備を進めてきました。
そのうちの1班では、11月10日に渋谷区のイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK(SIW)」にて他大学の学生や一般の方を対象に発表を行いました。アルコールのセッションの中で、全部で9グループの学生がスマートドリンキング等について発表する中、医学部以外の一般の方になるべくわかりやすくアルコールの害や飲み方などについて伝えられるように、何回も修正して準備を重ねてきたようです。引率の吉本先生も、「当日は生きいきと発表していました!」と好評でした。それでも学生達は他の商学部、経済学部、広報の方の発表等をみる中で、一般の人に向けた発表ではもっと要点を分かりやすくして、緩急をつけた発表をする必要があること、そして誰にでも分かりやすく説明するためにはまずは知識に対する深い理解が必要であることも学んだようです。また、医療系以外の学部の学生と同じテーマに対して考えることにことも、社会の中における医療の役割を考える良い機会となったようです。
今後も「地域ヘルスプロモーション実習」の他コースの紹介は続きますのでお楽しみに!