常陸太田市にて筑波大生と東京科学大生の医学生が一泊二日で地域医療を学ぶ合宿を開催しました!(その2)
11月16日(土)~17日(日)、常陸太田市を主な舞台として、筑波大学と東京科学大学の医学生を対象に一泊二日で地域医療を学ぶ合宿を開催しました!
前回までお内容はこちらになります。→
常陸太田市にて筑波大生と東京科学大生の医学生が一泊二日で地域医療を学ぶ合宿を開催しました!(その1) | ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業
以前お伝えしたところで16日の日中の予定が終わり、常陸太田市の隣町である大子町の宿「福寿荘」に移動しました。
宿ではまず、地元の名産の豚肉などを使った夕飯を摂り、続けて教員が実際に経験した地域医療の症例、…というよりは体験の共有を行いました。
末期癌の患者さんを在宅でお看取りした、という内容ですが、多くの参加者の心に響いたようです。
そのあとは、深夜までケースカンファレンスを行いました!
夜遅くまでの企画なので、任意参加でしたが、なんと21名全員が参加しました。
それまでの熱気をそのまま夜に持ち込みました。
学年別グループで診断困難症例に体当たりしましたが、全学年の方が活発に意見を挙げ、見事に診断していました。
17日は、実際の訪問診療の様子を録画したVR動画をみんなでみて、そのうえで訪問診療の特徴と、そこで医師に求められる能力についてディスカッションを行いました。
皆さん、動画に食らいつくように細かいところまで見ていました。
ディスカッションはグループで付箋と模造紙を用いながら行い、最後には全グループがその内容を発表しました。
全グループから訪問診療の特徴、外来診療や入院診療との違いと共通点、そのうえで医師に求められる能力について鋭い意見がたくさん飛び出していました。
発表会には大森医院の大森先生にご参加いただき、長年訪問診療にあたってきた経験と、これからの訪問診療のあり方についてコメントを頂きました。
これで2日間の全企画は終了です。
参加者の皆さんからは「地域医療のことがよく分かり、興味が増した」と沢山の声をいただきました。
来年度も開催予定です。
その際はこちらでもご案内するので、どうかお見逃しなく!