文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

筑波大学・東京化学大学

文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

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筑波大医学生が第14回プライマリ・ケア学会学術大会にて研究室演習(地域医療教育学)の成果を発表しました!

 筑波大学地域医療(プライマリ・ケア)学修プログラムでは令和4年度より入学直後から4年次まで随時履修できる研究室演習のコースを開講しました。本プログラムでは低学年の時期から継続して地域の現場に入り、地域医療の概念を実践の場に照らし合わせて理解を深め、その魅力を実感することができるのが特長です。令和4年度は1年次~3年次の6名が履修し、春学期は地域医療の現場でフィールドワークを主に行い、秋学期は実習での経験から生じた臨床疑問をもとに月2回プライマリ・ケアに関する論文の抄録会を実施することにより、低学年から地域医療の理解を深めるだけでなく、EBMに関する演習も行うことができました。この成果を5月12-14日に開催された第14回プライマリ・ケア学会学術大会にて4年次の学生2人が発表しました。以下、お二人の感想です。

 ポスター発表をたくさんの人に見ていただくことができて嬉しかったです。発表中は緊張してしまって少し焦りました。笑 しかし、発表を通して他大学の人や先生方と新しく出会うことができたのでとても嬉しかったです。このように新しい繋がりができるのが学会の魅力だと実感できました。また発表する機会があれば、緊張しないように何度も何度も練習を重ねたいと思います!

筑波大学 4年次 松本いずみさん

 令和4年度に開講された地域医療教育学の研究室演習の活動報告を発表させていただきました。タイトルは「コロナ時代でも地域医療を学びたい!」です。私たちはちょうどコロナの影響で病院実習に行くことができず、現場を見ることができませんでした。それが本当に悔しくて、自らの学びの機会が失われていることに虚しさを感じていました。そこで、現場をもっと見てみたいと思い、自らその機会を探したメンバーが研究室には集まり、実際に何度か研究室の活動を通して病院実習に行くことができました。このように、コロナという弊害があっても自ら機会を求めたり、周りの方々のご協力のもと、学びを重ねることができるんだというメッセージが伝わるように気持ちを込めて発表させていただきました。いまだにコロナの影響は大きく、様々な機会が失われてしまっている現状がありますが、その中でも最大限自分ができることをこれからも探求していきたいと思います。

筑波大学 4年次 本原彩那さん