文部科学省補助事業 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業

筑波大学・東京化学大学

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サイトビジットレポート⑤(あおぞら診療所うえの)

筑波大学医学医療系 木村 紀志先生が東京都台東区にある医療法人財団はるたか会 あおぞら診療所うえの に視察に行かれました。

1.視察目的

あおぞら診療所は東京都23区内で小児を専門とした在宅医療を行っており、総合診療科選択CCにおける重要な実習依頼施設の一つである。あおぞら診療所の活動や実習内容を把握し、今後の実習依頼および学生指導をより円滑に行う目的で視察を行った。

2.視察施設名

医療法人財団はるたか会 あおぞら診療所うえの

(東京都台東区東上野4-27-3 上野トーセイビル9階)

3.視察内容

あおぞら診療所は「うえの」、「せたがや」合わせて約1000人の訪問診療を行っている在宅診療所です。訪問看護ステーションも併設されています。チームで診療を行う体制を重視しており、電子カルテのほかに申送り専用のシステムを用意するなど情報共有に関するツールが整備されていました。

今回は院長の戸谷剛先生の訪問診療に同行しました。あおぞら診療所の訪問診療は医師、事務職員、ドライバーの3名1組で行っています。小児から青年期までの脳性麻痺や遺伝性疾患の患者様8件を訪問しました。大変フレンドリーな診療で説明も簡にして要を得てわかりやすく、お子さんやご家族に寄り添う姿は大変勉強になりました。

選択CCのプログラムとしては、在宅医の姿勢や思考、患児やご家族とのコミュニケーションといった学びが得られるほか、重症のお子さんが在宅で療養することのイメージを持ってもらうという点でもほかでは得難い学習の場と考えます。

4.感想

クリスマスシーズンでしたので戸谷先生と私とでサンタクロースに扮し、訪問させていただきました。大変楽しかったです。家から出かけられない患者様も多いので、こうした季節のイベントは大事だなと思いました。