総合診療学修プログラム
筑波大学
養成すべき人材像
総合診療医/家庭医に求められるコンピテンシーをバランスよく修得し、将来「人々の健康を支えるオールラウンダー」としての役割を担うことのできる総合診療医/家庭医として、地域医療で活躍できる。
2年次(必修)医療概論Ⅱ
家庭医療学のコアの概念である患者中心の医療の方法、生物心理社会モデルについて講義+演習方式で学びます。
4年次(必修)クリニカル・クラークシップ準備学習(症候・病態からのアプローチ)
頭痛・嘔気・意識障害・全身倦怠感・下痢便秘、めまい、発熱などの主要な症候について、臨床決断や鑑別診断の考え方を含めて学ぶコースで、Team Based Learning方式などの能動学習の方法を積極的に取り入れた演習をしています。本事業開始後のコマ数を増加しより多くの症候について学べるようにしています。
5-6年次(必修)総合診療科クリニカル・クラークシップ
必修クリニカル・クラークシップ(1-2週間)
臨床推論のトレーニングを重点的に行う他、外来実習においてビデオ撮影を行ってフィードバックを行う演習、EBM・緩和ケア・コミュニケーションに関する演習も取り入れています。また、筑波メディカルセンター病院の外来や緩和ケアでの実習も行っています。 本事業開始後に、新たに総合診療 (メンタルヘルス、小児移行医療、ポリファーマシー、アルコール問題等)や各種症候学に関するオンデマンド教材も多数作成し、実習期間中に学生が興味のあるテーマを選んで学修できるようにしています。



選択クリニカル・クラークシップ(4週間)
臨床実習の後半に、じっくりと学びたい診療科を選び実習するもので、総合診療科では、総合診療・地域医療に関する分野でより重点的に学びたいテーマ、フィールドについて個々の学生のニーズにあった実習を教員と相談した上で計画、実施します。北海道から沖縄まで全国の様々な地域で活躍する医療機関(約90施設)で実習を受け入れていただき、学生は大きな学びを得ています。この実習で学んだことについて、6年次7月に学年全体でクリニカル・クラークシップポスター発表会を行っており、学生は地域医療の現場での学びを担任教員の指導のもと時間をかけてポスターを作成し、発表しています。
5-6年次 選択CC

臨床推論カンファレンス
実習の合間のOff the job トレーニングとしての位置づけであるクリニカル・クラークシップ特別演習において、臨床推論の演習を本事業開始後新規に導入し実施しています。
1-6年次(選択) 総合診療塾
総合診療・家庭医療の実践に必要な概念を学ぶプログラムとして、全国の医学生が参加できる「総合診療塾」を令和5年度から新規に開講しました。毎月1回60分~90分の参加型のワークショップ形式のプログラムをオンラインで開催しており、テーマとしては、家庭医療学のコアの概念から糖尿病などのcommon disease、そして症候学まで多岐にわたります。



養成目標人数
養成目標人数 | 対象者 | 令和 4年度 | 令和 5年度 | 令和 6年度 | 令和 7年度 | 令和 8年度 | 令和 9年度 | 令和 10年度 | 計 |
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1年次 | 0 | 8 | 8 | 8 | 10 | 10 | 10 | 54 | |
2年次 | 0 | 139 | 139 | 139 | 139 | 139 | 139 | 834 | |
3年次 | 0 | 8 | 8 | 8 | 10 | 10 | 10 | 54 | |
4年次 | 0 | 139 | 139 | 139 | 139 | 139 | 139 | 834 | |
5年次 | 105 | 105 | 105 | 105 | 105 | 105 | 105 | 735 | |
6年次 | 0 | 34 | 34 | 34 | 34 | 34 | 34 | 204 | |
計 | 105 | 433 | 433 | 433 | 437 | 437 | 437 | 2,715 |