災害時初動とBCP学修プログラム
筑波大学
養成すべき医師像
- 各種災害発災時において、その初動を適切に対応できると同時に、最大多数の傷病者の救命を実施するためのトリアージを適切に実施できる。
- 予測外の事態に対しても、医療・消防・保健・福祉・行政など多職種スタッフと迅速に連携し、適切に対応できる。
- Business Continuity Planning(BCP)の概念を理解し、通常診療を実施するために有事に必要不可欠な事柄を取捨選択できる。
3年次(必修)・機能・構造と病態Ⅱ(麻酔・救急コース)
本事業開始後に、災害発生時にトリアージを適切に実施することを目的としたロールプレイ方式の演習を新たに導入しました。
4年次(選択)医療概論Ⅳ アドヴァンストコース
BCP(Business Continuity Planning)について学ぶ1日のコースを新たに導入しました。BCPとは災害などの緊急事態における事業継続計画のことで、危機的な状況に遭遇した時に損害を最小限に抑え、重要な業務を継続し早期復旧を図ることを目的に策定されます。下記のような講義と演習を交えた時間割で、後半では実際の附属病院における診療継続に必要なライフライン量を算出(Business Impact Analysis; BIA)し、有事に最低72時間の診療継続を可能にするための各種施策についても学びます。災害時に地域医療機関でリーダーシップを発揮するための基礎的な知識を修得できるプログラムとなっています。
時間割 | 時間 | 内容 | テーマ |
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1限目 | 8:40- 9:55 | レクチャー | 『災害医療とは?』 |
2限目 | 10:10-11:25 | レクチャー | 『BCPとは?』 |
ランチタイム | 11:25-12:15 | ランチタイム | 災害非常食の調理とランチ |
3限目 | 12:15-13:30 | 机上 シミュレーション | 病院における水のBIAを考える |
4限目 | 13:45-15:00 | 実習 | 災害現場におけるトリアージとコミュニケーション |
5限目 | 15:15-16:30 | 散策 | 筑波大学附属病院における災害対策の実際 |



養成目標人数
養成目標人数 | 対象者 | 令和 4年度 | 令和 5年度 | 令和 6年度 | 令和 7年度 | 令和 8年度 | 令和 9年度 | 令和 10年度 | 計 |
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1年次 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2年次 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
3年次 | 0 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 30 | |
4年次 | 0 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 30 | |
5年次 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
6年次 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 0 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 60 |