地域における感染症対応学修プログラム
筑波大学
養成すべき医師像
地域において適切な感染対策の下で、積極的に感染症患者を診療し、防疫活動を実践できる
1年次(必修)医療・福祉現場でのふれあい等(早期体験実習)
入学後間もない時期に医療者として必要な感染対策の基礎を学ぶために、正しい手洗いの方法および個人防護具の使用方法を修得するための実習を行っています。
1年次(必修)医学の基礎(感染生物学コース)
従来の講義・演習に加え、感染管理(疫学調査・ゾーニングを含む衛生管理・職員健康調査・アウトブレイク対応)に関する内容を追加し、シミュレーションや教材を通して学べるようにしています。
3年次(必修) 医療概論Ⅲ(ケア・コロキウム)
医学群3学類(医学類・医療科学類・看護学類学生)と東京理科大学薬学部の学生で構成された小グループで、チーム医療・患者のケアをテーマとした討論をPBLテュートリアル方式で行う1週間のコースです。計9シナリオのうち、職業感染症・高リスク行動等に対する感染症予防についてのシナリオも新規に導入して実施しています。
4年次(必修)クリニカル・クラークシップ準備学習(小括講義)
発熱外来・救急外来での発熱診療の症候学、緊急グラム染色検査を含む迅速感染症検査、抗微生物薬適正使用について、シミュレーションを通して学べるようにしています。また、小児、成人の予防接種計画についても学修します。さらに臨床実習前演習として、感染対策実習(標準予防策実習や個人防護具着脱実習)や緊急グラム染色検査を含む迅速感染症検査実習も行っています。


5-6年次(選択)選択クリニカル・クラークシップ
大学病院、感染症指定医療機関、クリニックのあらゆる場面での発熱外来および救急外来にて、発熱患者の診療・感染対策・迅速感染症検査・抗微生物薬適正使用について体系的に学べるプログラムになっており、本事業開始後に定員も大幅に拡充しています。また、細菌検査室とつくば臨床検査教育・研究センター(i-Lab)とで検査研修を行うこともでき、
グラム染色の実践に加え、抗原検査や遺伝子検査、薬剤感受性検査などの検査の見学なども含まれています。



養成目標人数
養成目標人数 | 対象者 | 令和 4年度 | 令和 5年度 | 令和 6年度 | 令和 7年度 | 令和 8年度 | 令和 9年度 | 令和 10年度 | 計 |
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1年次 | 0 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 192 | |
2年次 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
3年次 | 0 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 192 | |
4年次 | 0 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 192 | |
5年次 | 24 | 24 | 24 | 24 | 24 | 24 | 24 | 168 | |
6年次 | 0 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 48 | |
計 | 24 | 128 | 128 | 128 | 128 | 128 | 128 | 792 |