学生実習
令和6年度から、東京科学大学の学生が茨城県の地域医療を学ぶ実習を年に2回、筑波大学の学生が東京科学大学の関連施設にて小児訪問診療を学ぶ実習を年に1回開催しています。筑波大学・東京科学大学のそれぞれが有する特色ある教育・研究環境を活かし、学生同士の交流や連携を通じて、従来の枠を超えた新たな学びの機会を創出しています。
東京科学大学の学生が筑波大学の関連施設で実習
夏休み中に東京科学大学の希望する学生が筑波大学総合診療科の関連施設で実習する企画を行っています。
令和6年度は1-5年生の5名が夏休みに茨城県神栖市での1泊2日の地域医療実習に参加しました。今まで見ることのなかった地域医療や訪問医療、医師以外の医療従事者の患者への関わり方などを見学することができ、新しい視点を得ることができた、などの感想が寄せられました。
今後受け入れる施設も拡大して実施する予定です。

筑波大学と東京科学大学の学生が合同で実習
週末を利用して、年に1回筑波大学と東京科学大学の学生が地域医療の現場で合同で学びあう機会を設けています。
令和6年度は11月16日(土)~17日(日)の期間に常陸太田市の特別養護老人ホームで実習を行い、筑波大学学生16名(1年生~5年生)、東京科学大学学生5名(1年生~4年生)が参加しました。
筑波大学の教員の他、地域の在宅医療や介護サービスの充実に尽力し赤ひげ大賞も受賞されている大森医院の大森英敏先生も指導に加わっていただき、学年別ワーク、訪問診療VR体験、ケースカンファレンスなど充実した内容で開催することができました。とても満足度の高い内容となり、8割以上の地域医療への興味が増したと回答しました。

合宿の様子


その後、当時1年生で参加した学生がこの学びを第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で発表を行いました。

筑波大学の学生が東京科学大学の関連施設で実習
春休み中に、筑波大学の学生が東京科学大学の関連施設であるあおぞら診療所(うえの・新松戸)で実習する企画を行っています。茨城県内の実習では経験することができない医療的ケア児などへの訪問診療を学ぶ貴重な機会となっています。
令和6年度は18名の学生が参加し、初めて小児訪問診療の現場を見る中で、医療的ケア児がどのように日常生活を送っているかを知り、それを支える在宅医療の意義、患者に寄り添う支援、医師の向き合い方等など多くの学びを得られたようです。
