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令和8年度 プライマリケア実習 (6年次)レポート②(東京科学大学)
東京科学大学医学部では6年次を対象とした選択クリニカルクラークシップとして、2週間のプライマリ・ケア実習を行なっています。
地域の医療機関にご協力いただき、主に都市部における地域医療の現場において、必要な知識や課題について学び、実践しながら理解を深める内容となっています。
今回は今年度2回目の実習報告です。
<実習の到達目標>
- 地域の外来診療における患者の特徴を理解する
- 在宅医療における患者の特徴を理解する
- 医療・保険・介護・福祉に関する制度を理解する
- 医療面接・病歴聴取、系統的な身体診察を実施し、臨床推論を実践する
- 多(他)職種の業務内容、地域における役割を理解する
- プライマリ・ケア現場における医師の役割、プライマリ・ケアの 5 要素 ACCCA を理解する
講義内容の詳細
<実習内容の詳細> 地域医療機関での外来診療および訪問診療(在宅医療)への同行・参加を中心に実施されました。見学にとどまらず、患者さんの社会的背景や生活状況に配慮した病歴聴取、身体診察、各種処置や臨床推論のプロセスを自ら考え実践することで、医療・介護の現場や多職種連携への理解を深めました。
学生レポート紹介
講義後に、以下のテーマで提出されたレポートの一部を抜粋して紹介します。
【課題テーマ】 プライマリ・ケア実習を通じて得られた学びや感想
- 大学病院とは大きく異なり、患者さんの実際の生活や家族背景まで第一に考えてアプローチする視点がとても新鮮で勉強になりました。実際の診察や日々の診療風景を見学させていただき、プライマリ・ケアならではの臨床推論や地域に根差した医療の重要性を実感することができました。
- 訪問診療や外来など自分の希望に合わせて柔軟に学べる機会があり、朝の勉強会やカンファレンスも含めて毎日の学習機会がとても充実していました。診療所での実習はこれまで経験がなかったのですが、スタッフの皆様の温かい雰囲気の中で安心して楽しく学びを深めることができました。
- 大学病院では見学の機会が少なかった訪問診療に毎日同行させていただき、生活環境や患者さんのニーズに直接触れる貴重な時間となりました。通院が困難な患者さんにとって、自宅で疾患や薬の相談ができる在宅医療がどれほど地域の中で大きな役に立っているかを改めて実感しました。
- 複数の先生方の診療に同行させていただくなかで、先生ごとに異なるアプローチやアセスメントの視点があることを知り大変興味深かったです。また想定以上に多くの件数を巡回しながらも、一人ひとりの状況に合わせて柔軟に対応される姿勢に大きな刺激を受けました。
まとめ
今回の実習は、学生たちにとって大学病院の枠を超え、患者さんの生活や地域背景に寄り添うプライマリ・ケアの現場を体感する貴重な機会となりました。こうした長期的な視点での多角的な経験と学びは、将来さまざまな地域や医療機関の現場において、多職種と連携しながら活躍していくための確固たる土台となることが期待されます。
