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令和7年度 包括医療統合教育 講義レポート(東京科学大学)

東京科学大学では医学科5年生の学生を対象に、包括医療統合教育という講義を年8回実施しています。

この講義ではさまざまな立場で活躍する先輩医師や専門職の方の講義を聞き、自身の将来の進路選択に視野を広げ、課題や障壁についても考察することを目的としています。

今回は2026年2月に行われた講義について報告します。

今回の講義は医師のライフプランという内容で、医師転職雑誌の元編集長で、医師のキャリアに詳しい、ファイナンシャルプランナー・医療政策修士の先生にお願いしました。

生涯にわたって医師として研鑽を積んでいくにあたり、実は経験年数で大まかなステージがあり、
経験を積む時期、技術が成熟してきてこの先の方向性を決断する時期など、時期によって考えることが異なるというポイントや、
避けては通れないマネーリテラシーの話や、医師という属性に持ち掛けられやすい投資情報に対する注意喚起とリスクについても解説していただきました

講義後に、以下のテーマで提出されたレポートの一部を抜粋して紹介します。


学生レポート


目の前の課題に追われるのではなく、医学生のうちから将来どのような医師として働いていきたいのかを考え、長期的な視点で自分なりの目標を持つことの大切さを学びました。専門医取得や進学、働く地域やライフイベントなども含めて大まかな見通しを持っておくことで、その時々の選択に落ち着いて向き合えると感じました。また、将来の生活を見据えて、基礎的なお金の知識を身につけておくことも、安心してキャリアを歩むための一助になると考えました。

  

若いうちは、まず目の前の学びや経験を大切にし、日々の積み重ねを通して着実に力をつけていくことが重要だと感じました。研修先や職場を考える際にも、自分がどのような経験を積めるかという視点を持ち続けたいと思います。忙しい中でも学びを継続できるよう、生活や家計を整えておくことも大切であり、無理のない範囲で将来に備える姿勢を持ちたいと感じました。

  

進路や働き方については、周囲の意見や情報を参考にしつつ、自分の状況に照らして丁寧に考えることが必要だと学びました。人生設計は思い通りに進まないことも多いからこそ、その都度見直しながら歩んでいく姿勢を大切にしたいです。同様に、お金に関する情報に触れた際にも、仕組みや背景を冷静に確認し、慎重に判断する姿勢を持つことが重要だと感じました。


医師としてのキャリアパスや働き方が多様化する中で、全体を俯瞰した客観的なお話を伺えたことは非常に貴重な経験となりました。

  

情報があふれる現代では、つい目先の条件や状況に翻弄されがちです。しかし、学生たちが将来各地で活躍するためには、目先の選択に留まらず、長い時間軸で自らの経験を積み上げていく姿勢が不可欠です。本講義は、まさにその「長期的な視点」の重要性を再認識する、意義深い学びの場となりました。