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常陸太田地域医療合宿レポート~その③~

「好きだからできる」。その一言が、医師としてのキャリア観を揺さぶる。

地域医療体験合宿にて、林業家の方にもインタビューを行いました。

50年後の山を見る目、目の前の患者を見る目。

林業家は、自分の代では結果が出ないかもしれない木を、未来のために植えます。

ある医学科2年生は、林業家の案内で森を歩き、その壮大な時間軸と人生哲学に触れました。

「病気ではなく、人を診る」。

地域医療の格言として使い古された言葉ですが、一次産業の現場で聞くその言葉には、命を育てる者同士の深い共鳴があります。

学生は、ケースカンファレンスを通じて基礎医学が臨床にどう繋がるかを実感すると同時に、林業家の生き様から「仕事を通じて人生を豊かにする」というキャリア観を学びました。

医師という仕事は、忙しさの中で時に自分自身を見失いそうになります。
しかし、地域の大地に足をつけ、長い時間軸で物事を捉える視点を持てば、医師としての人生はより豊かなものになるはずです。

森を育てるように、地域を、そして患者さんの人生を支える医師へ。