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常陸太田地域医療合宿レポート~その②~

「好きだからできる」。その一言が、医師としてのキャリア観を揺さぶる。

常陸太田地域医療体験合宿では、医療機関の外へ飛び出し、地域産業を支える方々へのインタビューを行いました。

ある医学類3年生は、酪農家の方へのインタビューを通じ、プロフェッショナルとしてのあり方を突きつけられる経験をしました。

骨折や発熱があっても休めない厳しい環境下で、なぜその仕事を続けるのか。

その問いに対し、酪農家の方は笑って「好きだからできるんだよね」と答えたそうです。

学生は、その真摯な姿勢に尊敬の念を抱くと同時に、「自分はこれから医師として、これほどの情熱を持って仕事に向き合えるだろうか」と、自身のキャリアに対する健全な葛藤を抱きました。

また、本合宿の協力者である大森医院 大森英俊先生が、地域の方々から心配され、おせっかいを焼かれながらも、その関係性を「楽しんでいる」姿も印象的だったと記しています。

地域医療とは、医師が一方的に支えるものではなく、医師自身もまた地域に支えられ、エンパワーメントされる場であるという気づきは、キャリアの持続可能性を考える上で重要な視点です。

医師としてのアイデンティティは、教科書の中ではなく、人との出会いの中で形成されます。

教室を出て、生きた学びの場へ。