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多職種連携をテーマに、多様な学部の5大学の学生が参加する合同ワークショップを実施しました(東京科学大学)

東京科学大学では多職種連携教育を推進しており、医療現場で働く様々な学科専攻の学生が一堂に会して行う多職種連携実習を、入学後から卒業時まで、それぞれの学習ステージにあわせて実施しています。

今回は、大学・学部間合同の多職種連携に関する「チーム医療入門」ワークショップをご紹介します。
例年、学内だけでなく複数の大学の医療現場に関わる様々な学士課程の学生が参加し、300人規模で行う特徴的な取り組みで、COVID-19パンデミックにより現地開催が出来なくなった2020年度からはzoomを活用し、オンラインで講義とグループワークを行っています。

本学からは各学科の最終学年が参加しています。


対象

東京科学大学医学部 医学科
医学部 保健衛生学科 看護学専攻
医学部 保健衛生学科 検査技術学専攻
歯学部 歯学科
歯学部 口腔保健学科 口腔保健衛生学専攻
歯学部 口腔保健学科 口腔保健工学専攻
星薬科大学薬学部 薬学科
早稲田大学人間科学部 健康福祉科学科
昭和女子大学人間社会学部 福祉社会学科
武蔵野大学人間科学部 社会福祉学科

到達目標

  1. 医療現場で働く様々な職種の仕事内容・技術能力・視点を理解する
  2. 医療現場で働く様々な職種のメンバーを尊重する姿勢を有する
  3. 議論において必要な情報を共有し、協調し、また場合に応じてリーダーシップを発揮し建設的な議論を促進できる
  4. 自分の学科専攻の視点だけにとらわれず、患者中心の医療を行うための全人的視点を身につける

実習の様子

初日は、口腔内のトラブルを契機に全身性の疾患を発症した患者さんのシナリオを用い、身体的な問題から社会的なサポートまで、患者さんの様々な側面にどう介入していくかを検討しました。
2日目は患者講師の講演を聞いてグループで討論を行い、次に1日目のシナリオの患者さんのその後の経過をもとに、患者を支える多職種連携についてグループで検討しました。

様々な職種の学生たちがそれぞれの知識を活かし、どのような点に注目してどのようなサポートが必要か、協力して話し合っている様子が印象的でした。