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常陸太田地域医療合宿レポート~その⑤~
「医者は病気を治そうとするが、私たちは現状維持ができればそれでいい。」
初期研修を目前に控えたある医学類6年生は、老舗の酒造店主から投げかけられたこの言葉に、大きな衝撃を受けました。
我々医療者は、つい医学的な「正解」を追求しがちです。しかし、患者さんが求めているのは、必ずしも完治ではなく、「今の生活や家業を続けること」かもしれません。
学生はレポートの中で、「医療者が行おうとしている行為の本当の意味を考えることを忘れないでいたい」と自戒を込めて綴っています。
また、常陸太田市の大森医院 大森英俊先生からの「常陸太田の医療は、一般的な医療の先にあるもの。
まずは一般的な医療を会得することが先決」という言葉も、これから医師となる学生にとって重みのある指針となりました。
「医者に最も大切なことは何か」
この問いに対する答えを、教科書や論文の中だけでなく、地域の方々との対話の中から見つけ出す。それが本合宿の醍醐味です。
医学的な「正しさ」と、患者さんの「幸福」。
その狭間で悩み、考えることができる医師を目指しませんか。




