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筑波大学医学生がつくば市の企業の健康講座を行いました!
筑波大学医学類3年次の必修講座「ヘルスプロモーション実習」のうちの「アルコール指導」コースでは、これまで大学生を対象に講座を行ってきましたが、実際にアルコール関連の健康問題が多くみられるのは中高年層であり、働く世代を対象とした予防啓発の重要性が高まっていることから、今年度から新たに企業を対象とした健康教室の取り組みを始めました。
夏の実習(健康講座準備のための3日間)では、アルコールの基礎知識を学ぶとともに、産業医の先生から企業の特性や職場の健康ニーズについて伺い、各班がテーマや構成を検討しました。その後、10月2日と10月27日に、つくば市内の2つの企業で実習を実施しました。
「MCエバテック株式会社」で講座を担当した班は、掛け合いやクイズ形式を取り入れ、オリジナルキャラクターの指揮棒を使うなど、楽しく学べる工夫が満載の内容でした。
一方、「新菱冷熱工業株式会社 イノベーションハブ」で講座を行った班は、医学だけでなく歴史・社会学・経済学の視点も交え、多角的にアルコールの影響を考える構成としていました。どちらの班も、参加者が飽きずに1時間の講座を楽しめるよう頑張って準備を進め、当日も堂々と発表していました。
また、講座終了後には各企業の施設見学も行わせていただき、学生たちにとって大変実りの多い実習となりました。
企業のご担当者様からは、
「学生さんたちのよくプログラムされた講義内容を楽しく受講できました。自信をもって発表していて非常に上手だったと思います。将来が楽しみです。この講座をきっかけに、社員の飲酒習慣に対する関心が高まればうれしいです。」
と温かいお言葉をいただきました。
近年、健康経営の推進が求められる中で、働く世代の健康づくりを支援する取り組みの重要性はますます高まっています。今後も、企業向けのヘルスプロモーション実習を拡充していきたいと考えています。




